宅建士試験の試験日や申込方法について[2024年(令和6年)8月現在]
このコラムでは、宅建士(宅地建物取引士)試験について、試験日や申込方法について、紹介していきます。
※記載している情報は2024年8月時点の情報です。実際に受験を検討されている方は、ご自身で情報をご確認ください。
宅建士試験は、国土交通省が主体となり、一般財団法人 不動産適正取引推進機構が指定試験機関として実施する、不動産取引の国家資格試験です。
宅建士試験の受験資格
年齢や学歴、国籍や実務経験などは問われません。
令和5年度(2023年度)の最年少合格者は、なんと10歳でした。
宅建士試験の日程について
宅建士試験は、例年10月の第3日曜日に実施されるのが一般的です。この日程はほぼ固定されており、毎年同じ時期に全国で一斉に試験が行われます。
試験概要の公開から宅建士試験までの流れ
試験概要の公開(6月上旬)
毎年、6月の第1週の金曜日に、宅建業法に基づく「実施公告」が官報に掲載されます。この公告では、試験日や受験申込期限、受験料など、試験の概要が正式に確定されて確認することができます。
また、この公告は「一般財団法人 不動産適正取引推進機構」のウェブサイトにも掲載されます。
受験申込受付期間(7月上旬〜7月末)
オンラインまたは郵送で受験申込が可能です。期間はおおよそ3週間程度で、申込期間を過ぎると受付はできません。
受験票の送付(10月初頭)
受験者に対して、試験会場や受験番号が記載された受験票が郵送されます。受験票は試験当日に必要です。
試験実施(10月第3日曜日)
全国の指定会場で試験が一斉に実施されます。受験票と写真付きの身分証明書を持参する必要があります。
合格発表(11月第3火曜日)
一般財団法人 不動産適正取引推進機構の公式ウェブサイトで合格者の発表が行われ、個別に合格通知が郵送されます。合否はインターネットで確認することも可能です。
宅建試験の申込み方法と手続き
宅建試験に申し込む方法には、インターネットと郵送の2つがあります。申し込み方法によって、申込み可能な期間が異なりますので、注意が必要です。
それぞれの手順を確認し、間違いのないように進めましょう。
インターネットでの申込み手順
インターネットでの申込みは、一般財団法人 不動産適正取引推進機構の公式ウェブサイトから行います。申し込みの手続きは原則24時間、利用可能です。
まず、公式ウェブサイトにアクセスし、必要な個人情報を入力します。その際、規定に沿った顔写真のデータが必要になりますので、用意する必要がありますので、ご注意ください。
その後、支払い方法(クレジットカード、コンビニ決済)を選択し、受験手数料8,200円を支払います。支払いが完了すると、申込完了メールが届きますので、必ず保存しておきましょう。
インターネットなら郵送に比べて、申し込み期間も長くて、24時間いつでも申し込めるのは便利だね。
郵送での申込手順
郵送での申込みは、まず都道府県ごとの書店や協力機関の窓口等で申込書が配布されています。申込書を入手後、必要事項を記入し、指定された宛先に消印が上記期間内となるように簡易書留で郵送する必要があります。
申し込み時の注意点と確認事項
申し込みの期間は例年7月中のみで短期間です。
特に郵送申込みでは、インターネットでの申し込みに比べて2週間程度と期間が短いので注意が必要です。
※令和5年度(2023年度)までと郵送での申し込み期間に変更がありました。
また、申し込みの際には、入力内容や記入内容に誤りがないか、再度確認してください。特に、名前や住所などの基本情報は、受験票の発送に関わるため慎重にチェックしましょう。
誤りがあると、後から修正が難しい場合もあるので、最初からしっかり確認しましょう!
宅建士試験の受験手順と当日の流れ
宅建士の試験は毎年1回、10月の第3日曜日に実施されます。
試験は13時から行われますが、12時30分(登録講習修了者は12時40分)より受験に際しての注意事項の説明がありますので、遅れないように余裕を持って試験会場に到着するようにしましょう。
受験票の確認と保管方法
受験票は10月初頭に発送されます(2024年度は10月2日)。受験票は試験会場の通知に加え、試験当日に必ず必要ですので、届いたらすぐに内容を確認し、安全な場所に保管しましょう。万が一、紛失した場合は、当日に再発行の手続きを行う必要があります。
例年8月に届いていた試験会場通知のハガキの発送はなくなりました。
受験票の到着前に試験会場を確認したい場合、インターネット申込の場合は「宅建試験マイページ」、郵送申込の場合は専用ダイヤルに問い合わせすることで確認できます。
受験票って意外と大事なんだね、なくさないようにしないと。
試験当日に必要な持ち物
試験当日には、受験票のほかに、鉛筆や消しゴムといった筆記用具、時計、試験会場によってはスリッパなどを持参する必要があります。
試験後の合格発表とその確認方法
合格発表は、毎年11月の第3火曜日に、一般財団法人 不動産適正取引推進機構の公式サイトで行われます。発表日にはアクセスが集中することがあるので、時間をずらして確認すると良いでしょう。
また、宅建士試験に合格されている方には、一般財団法人 不動産適正取引推進機より「簡易書留郵便」で合格証書等が送られます。
不合格者への郵送による通知は行われないため、一般財団法人 不動産適正取引推進機構の公式サイトで確認するのが良いでしょう。
よくある質問
受験票はいつ届くのか
一般財団法人 不動産適正取引推進機構より、10月初旬に発送される宅建士試験の受験票には、試験日時に加えて、受験番号、受験者情報(名前・生年月日)、試験会場の情報などが記載されています。
受験票をなくしてしまいました
万が一、受験票をなくしてしまった場合は、試験当日に顔写真付きの身分証明書を持参して、試験会場に設けられた「相談係」へ立ち寄ることで再発行が可能です。
必ず、一般財団法人 不動産適正取引推進機構の公式サイトでも確認するようにしてください。
受験票を紛失してしまった場合は、試験当日、早めに試験会場につくようにしてください。